「TradingViewの無料版はどこまで使えますか」。設定を聞かれるとき、最初に来る質問です。答えは二つに分かれます。チャートの機能そのものは無料でも動きます。取引所のリアルタイムデータ購読は、TradingViewのプラン料金とは別枠です。ただし、画面に表示される価格の更新頻度は、プランによって異なります。
無料版(Basic)で使える範囲
無料のBasicでもチャートは使えます。2026年10月25日確認の公式のプラン比較表では、1タブに1チャート、チャートごとにインジケーター2個、稼働中の価格アラート3件、テクニカルアラート20件が上限です。チャートを開いてインジケーターを2つ載せ、価格アラートを3件動かすところまでは無料で確認できます。タイムゾーンやインジケーターの基本操作は、TradingViewの基本設定の手順でたどれます。
ここで比較する主な差は、チャート・インジケーター・アラートの利用上限です。Essentialは2チャート・5インジケーター・価格アラート20件、Plusは4・10・100件、Premiumは8・25・400件。テクニカルアラートの上限は順に100件、400件、1,000件です。
| 項目 | Basic(無料) | Essential | Plus | Premium |
|---|---|---|---|---|
| チャート数(タブごと) | 1 | 2 | 4 | 8 |
| インジケーター(チャートごと) | 2 | 5 | 10 | 25 |
| 稼働中の価格アラート | 3 | 20 | 100 | 400 |
| テクニカルアラート | 20 | 100 | 400 | 1,000 |
遅延時間は取引所・商品ごとに異なる
遅延時間は一律ではありません。2026年10月25日確認の市場データ一覧では、東京証券取引所の株式・ファンド・指数が20分遅延、大阪取引所の先物が15分遅延と表示されます。東証データのリアルタイム購読は月額9.95米ドルの表示です(同日確認)。公式ヘルプは、取引所データ料金はTradingViewの有料プランに含まれないと説明しています。ここを混同しやすいです。
STEP1:チャート右上で遅延マークを確認する
✅ 対象銘柄のチャートを開きます。画面右上の市場ステータスを見ます。遅延データのシンボルには「遅延 (D)」のマークが表示されます。銘柄名と取引所も一緒に読みます。同じ社名で別の取引所の銘柄を開いていることがあります。
STEP2:リアルタイムデータの購入経路を開く
⚠️ リアルタイム化する場合は、市場ステータスをクリックします。「詳細を確認」を押します。「リアルタイムデータを購入」へ進みます。別経路もあります。プロフィールの「アカウントとお支払い」→「リアルタイム市場データ」→「リアルタイムデータを入手」です。料金と利用条件は取引所ごとに違います。
STEP3:ブローカー口座の購読を認証する
💡 ブローカー側で該当市場のリアルタイムデータを購入済みなら、別の道があります。トレードパネルからブローカーに接続します。口座と有効な購読を認証します。対応ブローカーであれば、そのデータをTradingViewで利用できます。Webull Japanの例では、認証の有効期間は7日間です。
3つを組み合わせて確認する
同じ銘柄、同じ取引所のチャートに戻ります。右上の「遅延 (D)」が消えたかを見ます。データ更新は無料プランでは数秒ごと、有料プランでは取引発生時により速くなると公式ヘルプは説明しています。プランへの加入だけで取引所データの購読が付くわけではありません。チャート側の上限と価格の購読を、別々の項目として分けて考えます。
注文画面の価格は、もう一段別に見ます。TradingViewで購入したデータはチャートに反映されても、実ブローカー接続時の注文パネルや売買ボタンの気配値はブローカーから届くデータに依存します。遅れて見えるときは、ブローカー側の購読状況も確認します。無料と有料の線引きをツール全体で比べる視点は、チャートツールの無料と有料を3項目で選ぶ手順にまとめています。
保存を忘れずに
設定が整ったら保存します。テンプレートを保存せずに設定を失ったことがあります。無料版はインジケーターが2個までです。どの2個を載せるかの判断ほど、保存しておく価値があります。アラートの3件をどう割り振るかは、価格アラートの条件の決め方が目安になります。保存を忘れずに。