無料のチャートツールで足りますか。設定を教えるときに一番多く受ける質問です。機能名の一覧を並べても答えは出ません。差が出るのは、画面に何を何個置けるかと、費用がどこで発生するかです。数える項目は3つあります。

STEP1:インジケーターを何個表示するか決める

✅ 1つのチャートに載せるインジケーターの数を先に数えます。

TradingViewの料金ページでは、無料のBasicはチャートごとに2個まで、有料プランでは5個から50個までと段階が分かれています。

数え方は、チャート左上に並ぶインジケーター名の行を見るのが早いです。目のマークで表示を消している行も枠を使います。移動平均線を短期・中期・長期と3本追加すれば、それだけで3つです。移動平均線の期間設定と追加手順は別記事にまとめてあります。出来高やRSIを足すなら、2個では収まりません。ここでつまずきやすいです。

STEP2:チャートを何枚同時に開くか決める

⚠️ 次に、同じ画面に並べる枚数を数えます。

Basicは1タブに1チャートです。有料プランでは2枚から16枚までを同時に表示できます。

1銘柄を1つの時間足だけで見るなら1枚で足ります。日足と5分足を左右に並べる、為替と株価指数を横に置く。この見方をするなら枚数が効きます。枚数が足りないとタブで切り替えることになり、時間足の取り違えが起きます。切り替えたまま気づかず、別の足でアラートを作ってしまったことがあります。条件の決め方はアラート設定の手順で扱っています。

STEP3:費用のかかり方を確かめる

💡 「無料」の意味はツールごとに違います。大きく3通りです。

1つ目は、本体が無料で上限があり、月額で上限を外す形です。TradingViewのBasicはクレジットカードの登録なしで使えます。有料はEssentialの月額12.95ドルからUltimateの月額199.95ドルまで4段階です。ここで挙げた金額は月額表示です。

2つ目は、本体の配布が無料で、追加部品が有料の形です。MetaTrader 4はMetaQuotesの公式サイトで本体を無料配布しています。Market内の一部のインジケーターや自動売買プログラムは有料販売です。

3つ目は、証券口座が条件になる形です。楽天証券のマーケットスピードとマーケットスピードIIは、2019年6月24日から利用条件が撤廃され、信用取引口座の開設や資産額の要件なしに、口座保有者なら無料で使えます。

3つを組み合わせて判断する

数えた3つを並べると、比べる対象が金額ではなく枠の数になります。

確認する3項目の見え方
項目 無料で使える範囲 費用を足すと変わる点
インジケーター数 チャートごとに2個(TradingView Basic) 5〜50個に拡張
同時チャート数 1タブに1枚(TradingView) 2〜16枚(TradingView)
費用の出どころ 本体が無料、または口座保有が条件 月額12.95〜199.95ドル、もしくは追加部品の購入

2個と1枚で収まるなら、無料のまま設定を詰める余地が残っています。常用が3個以上、画面が2枚以上になるなら、必要な枠の数から逆算して段階を見ます。金額から入ると枠が足りず、枠から入ると必要な金額が見えます。

無料のまま試す順番としては、タイムゾーンを合わせ、インジケーターを1つ追加し、アラートを1本作るところまでを先に触る方法があります。手順はTradingViewの基本設定にまとめました。ここまでで不足を感じなければ、枠を増やす理由はまだ出ていません。

料金と上限は変更されます。契約の前に公式の料金ページで現在の数字を見ます。

設定メモ

現在の設定を書き残しておきます。インジケーターは1チャートに4個。移動平均線3本と出来高です。チャートは2枚。日足と1時間足を左右に置いています。設定を変えたらスクリーンショットを残し、ファイル名に日付を入れます。以前、テンプレートを保存せずに設定を失ったことがあるためです。

このメモの数字が増えたときが、プランの段を見直すタイミングになります。4個が6個になり、2枚が4枚になったら、また同じ3項目を数え直します。